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水玉模様のワンピース


ルームナンバー305
店長の言葉では「15分以内で到着します」と報告を受けたのに
お盆休みの最終日、街は静かで、ベッドに横たわる私は、


外の世界から切り離されたように、ぼんやりとテレビを見ていた。
15分が過ぎたのに、まだ来ない。


30分過ぎた。それでも来ない。


さすがに私もしびれを切らし、お店に電話を入れてみた。
「すいません。おうかがいしたのですが、ホテルの受付で、305号室はお客が
入ってないと言われて、引き返してきたところなんです」
「おかしいですね。号室には さっきからいましたよ。」
「ホテル側の勘違いですね。すいません。いまから向かわせますから」


仕方なく私は待つ男に。
15分が経過したが来ない。
30分が経過した。それでも来ない。

また店に電話を入れてみる。


「すいません。もうすぐ着くと思います」
電話を切るとほぼ同時に、か細いノックの音。


ドアを聞けると、デリヘル加藤さんが立って

「遅くなってすいませんねえ。違うホテルに入っちゃったの。
ここのホテルと名前が
似てるもんだから、そっちに行っちゃったのよ。待ちましたよね。」


水玉模様のワンピースを着ている。
口紅の赤さがやけに目立つ。
ピンク色の携帯電話が可愛いが、小柄で少しお腹が出ている。
水玉のワンピースを脱ぎ、肌色の下着をはずすと、デリヘル加藤さんは浴室に私を手招きし
た。
シャワーはいいですよ。お風呂に入るから。
「あら、そう。ごめんね。ちょっとここで、いいことしない?」
デリヘル加藤さんは口をすぽめ、イヒヒヒヒといった笑みを浮かべた